「VIVITA ROBOCON with CO-SAKU谷2022 」大会レポート 〜早くも2023年4月TOKYO大会へのプロジェクト始動!

8月にロボット製作をスタートし、11月6日(日)に東京都市大学世田谷祭で開催したロボコン大会でフィニッシュした「VIVITA ROBOCON with CO-SAKU谷2022」プロジェクト。ロボット製作とロボコン大会だけでなく、ステージ製作や運営に至るまで、これまで以上に多様な人と人、人とコトのコーサクが拡がる内容となりました。たくさんの皆さまのご協力、本当にありがとうございました!

■VIVITA ROBOCONとは(https://robocon.vivita.club/)
VIVIWARE株式会社が開発するプロトタイピングツール「VIVIWARE Cell」を使ったロボット製作&コンテストです。シモキタFABコーサク室を運営するFABコミュニティ・CO-SAKU谷が主催するVIVITA ROBOCONプロジェクトは、今年の開催で三度目となりました。設計・組み立て・プログラミングに総合的に取り組むロボット製作だけでなく、CO-SAKU谷によるプロジェクト運営は、小学生から大学生、大人まで年齢を問わず経験と学びをシェアしながら自分でゴール設定をするプロセスの自由度を特徴としています。

個性豊かなロボたち

VIVITA ROBOCONプロジェクトのロボット製作は、通常は、基本型のロボットから作り始めます。自由に製作していいよ、デザインも改造も自由だよ、と伝えていても、互いのロボを見ながら製作していると、結果的にアームやタイヤの形状に工夫をしたまででフィニッシュ、ということも多々。ところが今回は、ちょっと様子が違いました。早くから、大学生や大人が参画していたこともあり、基本型のロボを最初から作っていない人が多かったのです。個性豊かなロボの面々をご紹介しましょう。

▲赤いアクリルを駆使してカッコよく仕上げたロボ(左)。蛇腹のようなアームが持ち上がるロボ(右)

▲四輪駆動で坂も階段もスイスイのロボ(左)とアームの長さや高さを自在に変えられるロボ(右)

▲魔法使いが乗るロボ(左)と寿司ロボ(右)。寿司ロボに乗るタコは、頭がたこ焼き。

小学生から大人まで、集中・真剣・無我夢中

今回の出場者は、小学1年生から大学生、大人まで。その年齢差は最大40歳?! 知識も技術も経験もバラバラですが、ロボコン本番で見せてくれる表情は皆、共通するものがあります。出場者のご家族や友人など、「いつも見ている姿とちょっと違う」と感じた方は多いのではないでしょうか。

初の試み「飛び込み参加OK」を助けてくれた心強い助っ人たち

本来ならロボット製作をする夏休みは子どもたちで賑やかになるコーサク室ですが、今夏は感染拡大の影響があり、なかなかプロジェクト参加者が集まりません。どうしよう・・・と思いましたが、ピンチはチャンスです。製作は期間中の途中参加OK、大会は当日の飛び込み参加OKという、初めての試みにチャレンジしました。飛び込み参加用には、VIVITAのエンジニアのかっしーさんが全身全霊をかけて開発したVIVITA ROBOCON専用最強のロボット「テンプレロボX」が登場。なんと、アーム部分が取り外し可能になっており、自分の好きなアームを選んで装着できるのです! おおおおお! そして大会当日は、VIVIWARE社のエンジニアの皆さんだけでなく、柏の葉VIVISTOPでVIVITA ROBOCONを経験してきたレジェンドとも言える中高生が助っ人に駆けつけてくれました。ありがとうございました!

▲テンプレロボXの準備や飛び込み参加のサポートまで大活躍だったレジェンドたち

▲特徴的なアームが目をひく。海に沈んだボールをとったシーンは会場が大喝采!

ステージはリビングのような世田谷のまち。賑やかな街並みも

今回のロボコンステージは、株式会社船場さんをパートナーに迎え、内装材のサンプル材などを活用し「リ・コーサク」しました(詳しくはこちらの記事をご参照ください)。ステージのコンセプトは「都市鉱山」。全体を世田谷のまちに見立て、東京都市大の校舎やコーサク室、等々力渓谷や下北沢駅などをイメージさせるデザインに。カーペットサンプルが敷き詰められたステージは、まるでリビング。大会前はコーサク室に設置していたのですが、スタッフは、ステージ内にクッション置いて、コーヒー飲みながら仕事していました(ロボット走っていない時ですよ)。
CO-SAKU谷のプロジェクトは、ロボット製作をする人だけが主役ではありません。今回は、地域の人にステージの周囲の家並みを、「マイホーム リ・コーサク」と題して製作してもらったり。こんなに多様な人たちの関わりで作られた楽しいロボコンステージは、世界中を探してもないのではないか、と思います。ご協力いただいた株式会社船場の皆さんは、ロボコンにも飛び込み参加で出場してくださいました! 

Winner! MIMI3

今大会の優勝者は、mimiくんによるMIMI3ロボでした!  確保したボールをロボットのボディに取り込み、ゴールエリアで一気に吐き出す姿に、会場は「おぉぉぉぉぉぉぉぉぉ〜」っという感嘆の声で包まれました。その勇姿は、動画をチェック!

早くも次なる目標へ! 2023年春に向かってプロジェクト始動!

11月のロボコン大会の熱がようやく落ち着いてきたら、なんと、VIVIWARE社さんから「来年春に、TOKYO大会やりますよー」とお知らせをいただきました。今度は、全国のVIVITA ROBOCONに取り組んできた拠点の皆さんが集まる、全国大会です。わおー! ということで、早くも春に向かってプロジェクト始動です。参加のお申込みは下記からどうぞ!

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