一般社団法人CO-SAKU谷 シモキタFABコーサク室は、学校法人自由学園(東京都東久留米市)の「超本格高校生インターンプログラム『飛び級社会人』」に協力し、3名の高校生を受け入れています。10月30日(水)、コーサク室に初めてその高校生たちが来てくれました!
Youtube撮影からスタート!
記念すべきインターン初日だというのに、この日のコーサク室は、朝からいろんなお客様のご対応があり、ドドドっとスケジュールが詰まっていました。中でもメインは、「シモキタロボフェス2024」のPRのためのYoutube撮影でした。下北沢の地域情報に特化したチャンネル「the 下北沢 REPORTER」の制作チームが、シモキタロボフェス2024の体験DAY(11/23)で開催する「お魚工作&ロボゲーム」を実際に体験しながら紹介くださるという、とてもとても嬉しい撮影です。今回、インターンの皆さんには「シモキタロボフェス2024」の企画運営に関わっていただきます。せっかくなので、この撮影も一緒に入ってもらうことにしました。
事前に見本となるロボを準備することが、初仕事です!今回利用するロボは、CO-SAKUロボコンのロボットの中でもいちばん初歩のモデルで、工作するようにロボットを作れます。工夫次第でとても楽しい遊び方ができるので、私たちも大好きなロボットなのです。
ボール紙で作ったボディに、モーターを取り付け、プログラミングツールと接続して動く状態にする作業に、3人はさっそく取りかかります。途中、モーターの配線のハンダ付部分が取れるというハプニングが(取れやすいんですよ・・・)。
「じゃ、ハンダ付けしてくっつけて〜」(無茶ぶり、ごめんなさい!)
「やったこと、ある?」
「ないです!」「僕は、やったことあります!」
「よっしゃー、3人で頑張れー」
ということで、ハンダ付けもバッチリやって、ロボットを完成させてくれました。
CO-SAKUが生まれる機会をデザインする
小さなコーサク室にとっては多く思える3人の高校生を受け入れたのは、理由があります。
じっくり向き合ってお手伝いをしたり、計画的なプログラムを提供することは、ルーチンワークはほとんどなく、スタッフも少なく、日によってやることが変わるコーサク室には、とても難しいことでした。インターン生活で必ず出会うたくさんの「初めて」に、一人では不安でも、3人いれば相談できる、助け合える。教えてもらう、助けてもらうことを前提とした受け手ではなく、やってくる機会に自分たちで触れてほしいと思いました。
と、言うのは易し。初めての場所で、たとえ面白そうと興味を持ったとしても、そこからもう一歩踏み出して行動するのは、高校生のみならず、大人でもかなり緊張するでしょう。初日で緊張の面持ちの高校生たち、「大丈夫かな、楽しめているかな」と見ていたら、3Dプリンターに興味を持つ姿が。
コーサク室は、いろんな方に運営に関わっていただいています。そのような人たちを「サポーター」と呼んでいます。この日、あるサポーターが3Dプリンターを調整してくれていました。Youtube撮影をする横で、ちょこちょこプリントしたり。その様子が気になったのでしょうか。調整するパソコンを覗き込む姿がありました。
ものづくりは、多種多様な領域があります。隣で誰かが作っているものは、なんだろう? ちょっとのぞき込むと大概の人が、「ふふ、これはね・・・」と嬉しそうに話してくれます。わからなくても、へぇ〜と聞いているだけでも、楽しいものです。「私もやってみたい」と思わず口に出したら、そこから新たに機会が生まれていきます。
サポーターやお客様、ご近所さんたちなど、コーサク室に在る人たちが手を動かすことで何気なく創り出してくれる機会は、スタッフが周到に用意するワークショップやイベント等よりも、誰もが緊張せずに触れられるものづくり経験の入り口です。これがまさに、コーサク室が大事にしている「3つのCO-SAKU」のデザインなのです。そんな日々を、私たちと一緒に楽しんでもらえればと思います。
さてさて、次回はどーなることやら。