大人のための3Dプリント入門ワークショップ〜3Dモデリング/スライス/3Dプリント

このワークショップは、“いつかは自分の思いどおりの3Dプリントをできるようになりたい”大人のための入門ワークショップです。

✔︎モデリング(Autodesk Fusion)
✔︎スライサー(OrcaSlicer)
✔︎3Dプリンター(voron2.4)を使った出力まで。

体験で終わらない、3Dモデリングソフトの基本操作から「どうやって動いてるのか」「なにがうまくいかないのか」も含めて、少しずつ自分で手応えをつかんでいく時間を過ごしにいらしてください。

こんな方におすすめします

●初心者の大人が気軽に学べる場を探していた方
コーサク室の3Dプリンター体験ワークショップは「ちょっとやってみたかった」大人の方の参加が多いです。

●過去に3Dプリンターを触ったことがあるけど、自分ではまだ使っていない方
少しだけ体験しただけ、その後はほぼ触っていない方。「全体像が見える」ワークショップなので、ぐっと距離が縮まります。

●モデリングだけでなく、ハードにも触れてみたい人
モデリングだけで満足していたけど、「出力する側」の仕組みや工程にも興味が出てきた…という方にもおすすめ。

●将来的に自宅で3Dプリンターを導入したいと考えている方
コーサク室には異なるメーカーの機材があるので、導入前に実機を使ってみることができます。

●作りたいものがあるが、独学では不安で、誰かと一緒に最初の一歩を踏み出したい方
講師も他の参加者も、互いの経験をシェアすることで、最初の一歩は踏み出しやすくなります。

主な内容

<3Dモデリング>

・Autodesk Fusion とは
・モデリングの基本的な流れ
・自分で簡単な立体データを作ってみる
・STLファイルの変換

<スライス>

・OrcaSlicerとは
・3Dプリント前のスライスの流れを体験
・自分でスライスしてG-codeを出力してみる

<3Dプリント>

・voron2.4とは
・ファームウェアklipperとは
・voron2.4を使って自分のデータをプリントしてみる

本ワークショップの特徴

(1)3Dプリントの全体の流れがわかる
3Dモデリング、スライス、3Dプリントまで、一連の工程を知り、実際に体験することができます。3Dモデリングだけでなく、作った立体(STLデータ)を、プリンターで積み上げられるように変換するソフト「スライサー」の重要性にも、ご注目ください。

(2)オープンソースの3Dプリンター「voron2.4」を使う
本ワークショップでは、オープンソースの3Dプリンター「voron2.4」を使います。中身の頭脳には「Klipper(クリッパー)」という少し特別なファームウェアを使っています。ふつうのプリンターより、もっとスムーズに・速く・賢く動くのがKlipperの特徴。これだけでもすでに「難しそう・・・」と感じた皆さん、そこが大事なポイント! このvoron2.4を使うことで、「中がどう動いているか」を知ることにつながり、自分で3Dプリントをするときにきっと役立ちます。そして何より、難しそうなことも実際にやってみると案外できる、わかるものです。

(3)最初から全部わかろうとしなくてOK
最初はちょっとチンプンカンプンかもしれないけれど、その「よくわからない感」も含めて、とにかく自分で手を動かしてやってみて、楽しみましょう。そして、何がわからないのか、苦手なのか、がわかってくると、次のステップも見えてきそうです。

(4)3Dプリントについて気軽に相談できる場の参加特典
ワークショップの後、もっとやってみたい、と思っても、自分一人では自信がない方も多いと思います。でも、相談して、試行錯誤できる場があると、続けられませんか?

コーサク室では、有志の皆さんが一年ほどかけてvoron2.4を自作してきました(自作の様子はこちらから)。部品を探すところから始め、トラブルも、よくわからないことも、その過程にはいろんなことがありましたが、調べて、失敗して、試行錯誤して、解決してきました。この「コーサク室voron2.4プロジェクト」の場を月に1回開催しています。本ワークショップに参加すると、「コーサク室voron2.4プロジェクト」に参加できます(ご要望次第。参加必須ではありません)。プロジェクト開催時間内であれば、voron2.4を使ってテストプリントもOK(時間内にプリントが終了すること/PLA料金は実費か持込み)。

▲voron組立時の様子

ご参加対象と事前準備

・参加対象:18歳以上〜大人で、3Dモデリングや3Dプリントの初心者
・参加要件:ご自身のPCに、3Dモデリングソフト「Autodesk Fusion」およびスライサー「Orca Slicer」をダウンロードし、ご持参いただくこと

▼3Dモデリングソフト「Autodesk Fusion」
Autodesk Fusionは、Autodesk社が提供しているクラウドベースの3DCADソフトです。個人による非商用目的のデザインプロジェクト、または自宅での非商用目的の製造は、無償で利用できます。Autodesk社のページから「無償体験版」をダウンロードしてください。

▼スライサー「Orca Slicer」
わかりやすいUIと高機能性で定評があるスライサーです。シモキタFABコーサク室にある3Dプリンターのうち、Ender3とVoron2.4は、Orca Slicerのご利用を推奨しています。公式サイトから無償でダウンロードできます。

講師のご紹介/しゅみんファクトリーさん

コーサク室でvoron2.4プロジェクトに参画。いろんなトラブルが起きても、根気強く取り組み、解決。コーサク室の頼れるサポーター。実は、自宅にもvoron2.4を持っていて、望遠鏡を作ったりしている。本業は、エンジニア。

▲しゅみんファクトリーさんが自宅のvoronで制作した望遠鏡。大きい!

ドロップインで3Dプリンターを使えます

ワークショップ参加後に、ご自身でデータを制作して出力したいときは、ドロップインサービスをご利用ください(事前予約制)。コーサク室の3Dプリンターは、会員でなくてもご利用が可能です。詳細は、機材紹介のページをご覧ください。

開催概要

日 程
2025年7月13日(日) 13:00-16:00
定 員
4名
対象者
18歳以上、「Autodesk Fusion」「Orca Slicer」をダウンロードしたPCを持参できる人
参加費
7000円/一人

※参加条件:18歳以上、「Autodesk Fusion」「Orca Slicer」をダウンロードしたPCを持参できる人

【キャンセル規定】
開催前日〜当日のキャンセルは、参加費用100%のキャンセル費用をいただきます。あらかじめご了承ください。

お申し込みは「Peatix」ページへ