一般社団法人CO-SAKU谷 シモキタFABコーサク室は、学校法人自由学園(東京都東久留米市)の「超本格高校生インターンプログラム『飛び級社会人』」に協力しています。インターン2回目は、ロボット製作に挑戦してもらいました。
高校1年生のサポーターと一緒に
シモキタFABコーサク室は、11月22−23日に開催する「シモキタロボフェス2025」でのCO-SAKUロボコンに向けて、ロボット製作が佳境を迎えています。残念ながら学園祭とスケジュールが重なり、高校生たちはシモキタロボフェスの本番には参加ができないのですが、子どもたちに混じり、ロボット製作に挑戦してもらうことにしました。製作するのは、イベント当日に、会場から募る飛び込み参加者が使うロボットです。
今回、自由学園の高校生たちの製作をサポートしてくれるのは、高校1年生のサポーター。小学6年生の時にコーサク室でロボットを製作し、ロボコンに出場した経験を持っています。

▲サポーターは高校1年生、自由学園の高校生は2年生。年齢は関係なし。教えてもらうことも、教えることも、どちらも、互いに豊かな経験と学びをもたらします。
CO-SAKUロボコンのロボット製作は、パーツ設計・加工、組み立て・電子工作、プログラミング、そして改造まで、プロダクト開発の一連のプロセスを含んでいます。基本ロボットの設計図はありますが、整えられたロボットキットを組み立てるのとは異なります。率直に言って、誰もが簡単に取り組める、というものではないのです。

この「簡単ではない」というのは、専門的な技術や知識、経験が必要、ということではありません。ある程度まとまった時間の確保と集中力が要求され、そして何よりも、取り組む人の主体的な「やりたい、作りたい、挑戦したい」というマインドがエンジンになる、ということです。コーサク室では、小学生から大人まで、年齢や経験を超えて、このロボット製作に取り組んでいます。
「大変だった・・・」
CADでのパーツ設計から始めて、ロボットボディの組み立て、そしてプログラミングまで、予定の時間を超えて約4時間も集中して頑張ってくれました。アームの取り付けまではできなかったのですが、しっかり自分で操縦して動かすことができました。二人に感想を聞いたら、一言、「大変だった・・・」。お疲れさまでした!
これまでコーサク室で多くのロボットを見てきましたが、同じロボットを製作しても、でき上がって動かした時の堅牢さや安定感は異なります。それは、例えばネジをしっかり締めているか、など、基本動作を集中してきっちりやっているか、といったことが影響しているようです。高校生二人のロボットは、どちらも安定して走るいいロボットに仕上げてくれたと思います。残りの仕上げは、サポーターが頑張ります。二人のロボットが活躍する当日の様子は、ライブ配信を楽しみにしていてくださいね。

▲午後からは製作する子どもたちも増え、室内が混沌としてきましたが、脇目も振らず集中して取り組んでいます

▲設計したパーツをレーザー加工で切り出します。初めて見るレーザー加工の様子に興味津々

▲動いた!でも、ガタガタ坂道は登れない!

▲安定して動くロボット。短時間でしたが、きっちり丁寧に製作してくれたことが、ロボットの動きから伝わります
▼ロボット組み立て体験ワークショップ
二人が製作したロボットとほぼ同型のロボットの組み立て体験を、シモキタロボフェス2025で開催します。関心ある方は、どうぞご参加ください。
自由学園「超本格高校生インターンプログラム『飛び級社会人』の様子はこちらから