11月23日(土)-24日(日)、シモキタFABコーサク室のある下北沢で、「シモキタロボフェス」の初開催が決定しました! 詳細は、これから続々と発信していきます。今回は、「CO-SAKU(コーサク)ロボコンって何?」「どんなロボット?」「どんな人たちがやっているの?」と言った、私たちの背景をご紹介します!
「CO-SAKU(コーサク)ロボコン」とは?
「CO-SAKU(コーサク)ロボコン」は、子供も大人も、年齢や経験、知識に関係なく、ロボット製作・プログラミング・ロボット操縦・ロボットを使ったゲーム・ロボットコンテスト(ロボコン)を経験するロボットコンテンツです。まるで遊ぶように、楽しみながら、さまざまな技術に触れ、手を動かし、ものづくりやテックの世界へ入っていきます。
シモキタFABコーサク室を運営する一般社団法人CO-SAKU谷は、2019年、代表・高橋明子がVIVITA ROBOCONというロボットコンテンツに出会ったことをきっかけに、VIVITA ROBOCON世界大会の参加を目指すプロジェクトを世田谷で主催、その後に立ち上げた法人です。そして2021年、拠点となるコーサク室をオープンし、コロナ禍中もあの手この手でロボット製作やロボコンを開催してきました。
その経験を活かし、パートナーと共に2024年春から始めたのが「CO-SAKU(コーサク)ロボコン」です。
<CO-SAKUロボコンの特徴>
●小学生から大人まで参加OK!(推奨・小学4年生以上)
●未経験者にフレンドリー、経験者は自分で課題を見つけ取り組める適度な難易度
●設計・部品加工・プログラミングなど、プロダクト開発の工程を凝縮して体験します
●対戦型ではなく、課題到達を競い合う。向き合う相手は自分自身
●レーザーカッターや3DプリンターなどのFAB機材も体験します
●モーターやギヤの組み立てなど、自分で手を動かして作ります
●改造、デザイン、戦略で個性発揮
●社会課題と結びつくテーマを設定可能、ステージやルールで表現できます
●競技者も、運営者も、支援者も、観戦者も、CO-SAKUロボコンを共に創るチームです!
「CO-SAKU(コーサク)」という名前に込めた3つのコーサク
シモキタFABコーサク室は、「工作室」ではなく「コーサク室」。この名前には、ものづくりの「工作」、人とコトの「交錯」、そして皆で創る「CO-Creation」の意味を込めています。 CO-SAKUロボコンも、然り。「コーサク」というワードが、「sukiyaki」や「karaoke」のように、日本の、世界のあちこちで親しまれるようになるまで、シモキタ発CO-SAKUロボコンを盛り上げていきたい!!
CO-SAKUロボコンでは、競技者も、運営者も、支援者も、観戦者も、CO-SAKUロボコンを共に創るチームになります。ロボット製作をしなくても、プロジェクトの運営やステージ製作に関わったり。プロジェクトのドキュメンタリー動画やロボコン大会のライブ配信をしたり。ロボットを作る、大会に出るということだけでなく、豊かな経験を共有しながら多様な関わり方ができます。ちょっと面白そうかも、気になるかも、と思ったら、どうぞお気軽にお問合せください。Let's join our team!
CO-SAKUロボコンの基本ロボットとその背景
CO-SAKUロボコンには、3つの基本ロボットがあります。
小学低学年でも作ることができ遊びの幅も工夫次第でとても拡げられるEntryモデル、プラモデルのように製作できサーボを使ったアームを搭載しロボットの基本をぎゅっと詰め込んだLITEモデル、最も自由度が高く基本からカスタマイズまで自由にできるBasicモデルの3つです。
EntryモデルとLiteモデルは、ロボットキットとして「CO-SAKUロボコンをやってみたい」という施設や団体様にご提供したり、ワークショップ開催をお手伝いしたりという活動も始めています。
ロボット製作やワークショップは、機材や工具がきちんと準備されていたり、エンジニアなど技術に詳しい人がいないとできない、という印象があるかもしれません。まさにその制約こそが、CO-SAKUロボコンが生まれた背景にあり、私たちがロボット製作&ロボコン大会の経験を通じて感じてきた解題なのです。
作った自分のロボットを、自宅で、学校で、友達に、見せたいですよね?
動かして、友達と一緒に遊びたいと思いませんか?
好きに動かして、プログラミングも書き換えたり、自分なりに研究したり、改造したり。
自分の手で、コーサク室での経験をきっかけに、もっともっと自由に、ロボットから得る経験を拡げていけたなら、どんなに楽しいでしょうか。
私たちは、ロボット製作を通じて得られる豊かな経験を、コーサク室の中だけのものに限定したくない、という思いが、やればやるほど、強くなっていました。
一般的なロボット教室などでも、ロボットは教室の中だけで触れるものになっていることが多いのではないでしょうか。
そのためには、いくつか(私たちにとっては)大きなハードルがありました。
ロボットを動かすプログラミングツールは、高価なものが多く、また開発元の意向に応じた使い方をしなくてはなりません。
ロボットのパーツは、電子部品など少し専門的な知識がないとわからないものが多く、そういった領域にあまり知見がない人にとってはチンプンカンプンだったりします。
また、ロボットと一言で言っても、さまざまなロボットがあり、いろんな技術があります。CO-SAKUロボコンは、どちらかといえば、経験が少ない人、技術分野はあまり得意ではない人でもやりやすい、ロボットへの関心の入り口になるようなそんなコンテンツです。だからこそ、次のステップへ、いろんな技術やメイカーの人たち、世界のロボコン大会へと、ステップアップを後押ししたい思いがありました。
私たちのCO-SAKUロボコンは、これらの課題を、パートナーと共に一つひとつ乗り越えて、ロボットキットとして用意をすることができるようになりました。市販品を利用しオリジナル開発を加えたプログラミングツール、できるだけ身近な素材を使ったパーツ、難しそうなところはショートカットして楽しい遊びからロボットに触れてもらえるようなコンテンツ開発など、これまでの経験をフルに活かして、自分たちが感じてきた課題を自ら乗り越えようとしています。
スポーツを楽しむように、友達と遊ぶ時のお供に、いろんな年代や経験を持つ人たちとさまざまな遊び方で、ロボットとテクノロジーに触れる経験を提供していきます。
CO-SAKUロボコンの頭脳「remono(リモーノ)」
CO-SAKUロボコンのロボットの頭脳(駆動装置)には、remono(リモーノ)を採用。remonoは、Scratchを利用した直観的なプログラミングによって、簡単にモーターやサーボ、フルカラーLEDを制御することができるプログラミングツールです。思いついたアイデアをすぐに実現できる手軽さと、センサー等を接続してさらに本格的なプログラミングを行うこともできる拡張性を兼ねそろえています。
パワーアップしたremono ver.2は、DCモーターやサーボモーター、フルカラーLEDといった様々なデバイスを思い通りに制御することができ、より自由にいろんな挑戦が可能です。
CO-SAKUロボコンのパートナーご紹介
合同会社リスミック
子どもたちに、自分で考え試行錯誤する楽しさを知ってもらう原体験を提供し、「好き」を軸に創造性を育んでもらうことを目指す、スタートアップ。CO-SAKUロボコンの基本ロボットは、同社のロボットエンジニア・かっしーさんによる開発です。また、ロボットパーツの設計には、同社オリジナル開発のソフトウェア・リスミックCADを採用しています。通称「闇のエンジニア・かっしー」さんの作るすごいロボにもぜひ会いにきてください。
合同会社 STUDEO Local Activators
地域の暮らしを豊かにするためのデジタルツールの提供と、それらを使いこなせるデジタル人材の育成に取り組んでいる会社です。CO-SAKUロボコンの頭脳「remono」は同社のオリジナル開発です。CO-SAKUロボコンのイベントをご一緒することも多く、ユーザーの声に耳を傾け、remonoをいろんな人の「できたらいいな」を実現するツールへとどんどんパワーアップさせてくれる、心強いパートナーです。
一般社団法人ロボットスポーツ協会
ロボット技術を用いたスポーツ「ロボットスポーツ」という新たなコンセプトを世界に先駆けて提案したロボットスポーツ協会。同協会と一般社団法人CO-SAKU谷は、いち早く事業提携を結び、ロボットスポーツをより多くの人が楽しむ機会を協力して推進しています。同協会は、ロボットスポーツの魅力を経験を持って実感する若きロボットスポーツアスリートの集団です。ロボットスポーツの入り口と言えるCO-SAKUロボコンにチャレンジする人たちに、競技者(アスリート)としても観戦者(ファン)としてもその楽しさを伝え、さらにステップアップした技術やロボット競技の魅力、それらに接する経験機会を提供してくれます。
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