<ユーザー紹介>刺繍アクセサリーワークショップが大人気。刺繍作家・POTATOさん

今回は、コーサク室をワークショップ拠点としてご利用くださっているクリエイター・POTATOさんをご紹介。刺繍アクセサリーワークショップ「いどばたチクチクの会」を毎月開催し、リピーターさんもたくさんいらっしゃいます。明るく話しやすいお人柄で、ワークショップの場はいつも和気あいあい。参加する人たちは、初対面でもあっという間に仲良くなって、まさにいどばた的な雰囲気です。そんなPOTATOさんの場づくりや刺繍の魅力についてお聞きしました。

●インタビューにご協力くださった方:刺繍作家・POTATOさん
●コーサク室の利用のしかた:ワークショップ拠点として利用(クリエイター会員)

一人で無心になってやるもよし。ワイワイやるもよし。刺繍に夢中! 

聞き手(コーサク室スタッフ):POTATOさんのワークショップ「いどばたチクチクの会」は、昨年の7月に初めて開催しました。一年間、毎月欠かさず開催してくださって、私たちもとても嬉しいです。

POTATOさん:わー、一年ですか! 最初の頃はお客様が少ない時もあったけれど、続けてこられて嬉しいです。

聞き手:POTATOさんが刺繍を始めたきっかけは?

POTATOさん:学生の時は油絵を描いていました。子どもの頃から色を塗るのが大好きだったんです。でも子どもができた時、油絵は道具を出すのが大変で。刺繍は針と糸があればできるので、やりやすくて。そんなきっかけで始めて、気づけば刺繍に夢中になっていました。友人の誘いでイベントに出るようになったり、いろんな繋がりをいただいて、ワークショップもやるようになりました。刺繍を始めた時にお腹にいた子どもが5歳になったので、子どもの成長と共に、私の刺繍歴も5年になりますね。仕事だけでなく日常生活でも、気づけばいつもチクチクしています。もう中毒です(笑)

聞き手:ワークショップに来てくださる方々も、「初めてなんですー」と言いながら、夢中になってチクチクされていますね。刺繍の魅力を教えてください。

POTATOさん:刺繍をしている時って、瞑想のように無になれるんです。やればやるだけ無心になれる。育児などのストレス発散にも、めちゃおすすめです。一人で無心になってチクチクするのもいいですし、みんなで話しながらやると、どんどん進んだりするんですよね。自宅で一人でやっていると、みんな、わからなくなるとやめちゃうと思うんです。でも、ワークショップの場なら、わからないところも聞けるし、自分の作品を見せ合ったりもできる。私も、自分一人でやるときには無心になるけど、誰かと話しながらやっていると、アイデアをもらったり、ちょっと飽きたかな、疲れたかな、という時も、手を休めてゆっくりできたり。本当に、ワークショップって「いどばた会議」みたいで、とっても楽しいです。

聞き手:POTATOさんの刺繍素材は、とてもカラフルですね。テーブルの上に並べてあるのを眺めているだけでも、楽しくなっちゃいます。

POTATOさん:素材が大好きなんです。特に、タイの民族の刺繍や色あいが好きで、旅行に行った時に買ったり、仕入れたり。ちょっとおもちゃっぽい感じやカラフルなのが好きで、逆にカッコいい感じは、ちょっと苦手で作れないんです。刺繍糸もタイの糸をメインに使っています。色を塗っているような組み合わせが好きです。

POTATOさんの作品。色の組み合わせや質感も明るくあたたかで、小さくてもパッと華やぎそう。

最初の一歩をとにかく楽しく。大変なことも、みんなで笑いながらやれば楽しい

聞き手:POTATOさんのワークショップは、刺繍を初めてされる方のご参加も多いですよね?

POTATOさん:私は、難しい刺繍はしていないんです。難しい技法よりも、刺繍でできていくものの質感が好き。だから、極端に言えば、針で通せる糸ならなんでもOK。技法はたくさんあるんですけど、絵の具で色を塗るように、工作をするように、刺繍をしたい。だから私のワークショップは、誰でも、初めての人でもきっと楽しめると思います。

聞き手:一年間、POTATOさんのワークショップを傍で見せていただいてきましたが、参加される皆さん、とっても楽しそうなんですよね。3時間ずっと、休憩もあまりせずに、チクチクチクチク・・・。横でロボット製作している子どもがいたり、ロボットが試走していたり、というコーサク室ならではのカオスな環境でも、皆さん「わー、ロボットだー」と横目でみながら、チクチクチクチク。

POTATOさん:休んでくださいね、とお声がけしてるんですけどね(笑) 

聞き手:静かだけれど和やかで。参加者同士が自然に仲良くなっていて、とても馴染みやすい雰囲気があるように思います。

POTATOさん:初めてのことは、最初が楽しくないとみんなやらないと思うんです。何からやっていいかわからないけれど、最初に「楽しそう」と感じてもらえたら、みんなやるだろうなと。だから最初の一歩は、とても気をつけています。刺繍は、「面倒な感じ」「大変そう」「自分には向いていない」と思い込んでいる人が多いのですが、そのイメージを変えたいんです。「そんなことない、刺繍って楽しい」と思っていただけるように。針に糸を通すところから、すでにワークショップは始まっていて。糸通しからみんなで楽しくやるんです。玉結びは面倒だから、あまりやらなかったり。60代の方も参加してくださるのですが、「目が見えないねー、糸が通らないねー」って、みんなで笑いながら、共感しながらやると、がんばれるんです。その先は、もう楽しさしかない。だから、ちょっと人見知りの方でも、お一人でいらしても、大丈夫です。

子どもから60代まで、年齢問わず、皆が夢中でチクチクと楽しそうです

刺繍とはまったく違うものを組み合わせてみたい

聞き手:コーサク室の機材などにもどんどん関心をもたれて、レーザーカッターでキーホルダーを製作する体験ワークショップや帽子づくりにも参加されたり。POTATOさんは、好奇心旺盛な方、とお見受けしました!

POTATOさん:元々不器用なんですが、「刺繍と全然違うことを組み合わせるとどうなるかな」と、いつも妄想しています。だからコーサク室のことを知ってからは、レーザーカッターや3Dプリンターなどの機材を使って、立体物を作ってみたいなと思い始めました。やったことないことだから、面白いなあと思って。生地やボタン、いろんな端材など、コーサク室には素材もいろいろあって、何ができるかなと考えるのは楽しいです。

聞き手:わー、嬉しいです。刺繍とレーザーカッター、そんな組み合わせのコーサク、どんな作品ができていくのか、とても楽しみです。POTATOさんのワークショップが始まって一年、これまで参加してくださった皆さんと一緒に、コーサク室で企画展などもできるといいなと思いますが、いかがですか?

POTATOさん:やりたいです! ただ作品を展示するだけのものじゃなくて、参加者と一緒に創るものにしたいですね。小さな刺繍枠をレーザーカッターで作って、それぞれがその枠を使って好きに刺繍して、出来上がってみんなの枠を合わせると一つの作品に進化している、そんなことも楽しそう。見にきてくれた人も巻き込んで、くるみボタンなど短時間で体験できるワークショップも同時開催したり。

聞き手:妄想どんどん膨らませて、実現しましょう! 他にコーサク室でやりたいことはありますか?

POTATOさん:アクリル材でアクセサリーパーツやロゴ看板を作りたいです。あと、ちょっとしたオリジナルグッズも。刺繍に、刺繍じゃないものをプラスしてみたい。

聞き手:いつでもご相談くださいね。一緒にコーサクしましょう! 

▼POTATOさんのワークショップ「いどばたチクチクの会」は毎月開催しています