コーサク通信
Made in CO-SAKU室
この11月は、あちらこちらで大小多くのイベントが開催されていましたね。
コーサク室をご利用くださる皆さんが出店などの様子を伝えるSNS投稿を見て、「あ、これ、コーサク室で先日作られていたアレだ!」と、コーサク室中の人は勝手に盛り上がっていました。
もちろん「これ、コーサク室で作ったんですよ」とは言えませんので、指先に「頑張れ!」「ありがとう!」と気持ちを込めて、「いいね!」とリアクションします。
コーサク室の機材で製作された会員さんの作品も、ワークショップで作られたお客様の作品も、コーサク室で製作されてどこかで活躍している裏方のようなパーツも、みんな「Made in CO-SAKU室」と考えたら、なんだか楽しくて、嬉しくて。
コーサク室を立ち上げてから約2年半。
試行錯誤ばかりの日々ですが、「ずっと、こういう場所を探していたんです」「塗装作業ができるところがなかなかなくて」などと、コーサク室との出会いを喜んでくださる方が、少しずつですが、来てくださるようになりました。
ものづくりの裾野はとてもとてもとても拡くて。小さなコーサク室でできることは限られます。
けれどいろいろなお客様と話していて、「こんなことできますか?」「ここで、やりたいんです」と言われると、なんとか実現できないか、と考える癖(?)がつきました。
コーサク室だけで実現できることは限られるけれど、「やりたい」というお客様と一緒に考えたり動いたりすると、できることは増えていく。
そうすると、機材メンテナンスに力を貸してくださったり、知り合いにご紹介くださったり、コーサク室を「自分の場所」として考え、大事にしてくださる方も増えていく。
最近は、そんな好循環も感じます。ありがたい、ありがたい、ありがたい。
ワークショップやイベントも、コーサク室の力では、ものすごく多くの人を集めたり、大きな売上をつくるまでは貢献できません。
ワークショップ開催の作家さんには安心してできる環境を、イベントなら出店者さんにも参加くださるお客様にも素敵な出会いと楽しい時間を過ごしていただくことを大事にしたい。
そんなことを思いながら、日々、作家さんやお客様と向き合っています。
気づけば、いろんな作家さんやお客様が、さまざまな「Made in CO-SAKU室」をつくり、いろんなカタチで世の中へ作品が飛び立っています。
「工作」「人と人、人とコト、コトとコトの交錯」「共に創るCO-Creation」という意味を込めた「コーサク」が、「Made in CO-SAKU室」の作品や作り手の皆さまを通じて、もっともっと広がっていきますように。
今日もまた、コーサク室でお待ちしています!