レーザー管を交換しました

お盆期間の真っ只中、レーザーカッターの調子がなんだかイマイチになりました。ミラーやレンズを清掃、光軸調整など、ひととおりメンテナンスをしても改善されません。「レーザー管の寿命かもしれません」というメーカーからのアドバイスもあり、レーザー管を交換することにしました。

コーサク室には2台のレーザーカッターがあります。今回レーザー管を交換する機種は「Etcher Laser PRO」、デスクトップ型のボディに高性能スペックがぎゅっと搭載されています。とても優秀な機材ですが、自分たちの手でメンテナンスをしっかりする必要があります。メンテをちゃんとして大事にしていると、とてもいい仕事をしてくれるんです。手がかかる子ほどカワイイって言いますね。まさにそんな感じです。

まずは、メーカーサイトの動画で手順をチェック。その場にいらした会員さんと、レーザーカッターちょこっと体験にいらしたお客様まで、ご協力くださっています。ありがとうございます!

まずは水抜きから。
レーザーカッター内部には冷却水が入っていて、ホースで機内に水を循環させて機体を冷やしています。その水を一旦、全て抜きます。気持ちよく、水がジャーっと抜けました。

そして、古いレーザー管を外します。レーザー管やホースは、汚れがすごい・・・。MDFの加工が多いので、どうしてもMDFの塵がついてしまいます。今までありがとう、そしておつかれさまでした。

ピカピカの新しいレーザー管を設置してホースを繋ぎます。あれ、このホースどっちに繋ぐんだったっけ? とアタフタしたりもしましたが、最終的にちゃんと交換できました。

ご協力いただいたお客様や会員さんに、「予定していた作業ができなかったのでは? 申し訳ないです」とお詫びを申し上げました。そうしたら「貴重な経験ができたので、よかったですー」と嬉しい言葉をいただきました。

機材や工具のメンテナンスは、メイカースペースにおいて、とても大事なことです。スタッフも懸命に目を配りますが、コーサク室では、会員さんやお客様にもできうる限り、一緒に見ていただいています。機材の異常や使い方の改善点に気づいてくださるのは、スタッフよりも使い手であるお客様であることが多いんです。スタッフは、お客様から症状を教えていただいて、解決方法を一緒に探って。そんなことをご一緒していると、機材の構造やどんな使い方をするといいのかを皆でシェアすることになり、機材を大事に使っていくことにつながっていきます。

コーサク室は、お客様に助けていただきながら、運営をしています。ご利用くださる方が自分の場所として、私たちスタッフと一緒に大事にしていただけることを、とても感謝しています。